コロンビア・ワークス株式会社(代表取締役:中内 準)は、2025年9月30日に株式会社千葉銀行(頭取:米本 努)より「ポジティブインパクトファイナンス」(以下、PIF)による資金調達を実施いたしましたので、お知らせいたします。
PIFとは、企業活動が経済・環境・社会に与えるインパクト(ポジティブならびにネガティブな影響)を特定し、ネガティブな効果を緩和しながらポジティブな効果を増大させることで、SDGsの達成を目指す融資手法です。
本件は、株式会社千葉銀行(以下、千葉銀行)が実施する「ポジティブインパクト評価」(以下、PI評価)を活用した取組みです。(※1)
また本PI評価は千葉銀行と株式会社ちばぎん総合研究所(以下、ちばぎん総合研究所)により、国連環境計画・金融イニシアティブ(以下、UNEP FI)(※2)が公表した「ポジティブ・インパクト金融原則」(※3)に則して共同で行われ、実施された評価について株式会社日本格付研究所より第三者意見を取得しています。(※4)
※1 千葉銀行は、2024年3月に株式会社日本格付研究所にてPI評価のフレームワークを策定。これにより、評価を実施した企業が資金調達を行う際には、本制度を利用することで個別のPIFとして資金調達することが可能。
※2 国連の補助機関である国連環境計画(UNEP)と金融機関の自主的な協定に基づく組織。
※3 UNEP FIが2017年1月に策定した、SDGsの達成に向けた金融の枠組。企業がSDGs達成への貢献をKPIで開示し、銀行はそのプラスの影響を評価して資金提供を行うことにより、資金提供先企業によるプラスの影響の増大、マイナスの影響の低減の努力を導くもの。融資を実行する銀行は、責任ある金融機関として、指標をモニタリングすることによりインパクトが継続していることを確認する。
※4 ポジティブ・インパクト金融原則への準拠性、活用した評価指標の合理性についての第三者意見
株式会社日本格付研究所のウェブサイトをご参照ください。(https://www.jcr.co.jp/greenfinance/)
【PI評価スキーム図】

今後は千葉銀行およびちばぎん総合研究所が策定したPI評価を他金融機関へ共有し、他金融機関と相対形式にてPIFによる資金調達を目指しております。
【PI評価で設定したKPI】
評価内容 | 領域 (テーマ) | 取組内容およびKPI(目標) | 関連するSDGs |
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社 会 (健康及び安全性 | ・重大な労働災害数ゼロを継続する (これまでの発生件数:0件) | ![]() | |
社会(資源とサービスの入手可能性、手ごろさ、品質)、環境(気候の安定性) | ・太陽光発電の設置に毎年度1件以上取り組む (2024年度実績:0件) | ![]() ![]() | |
社 会 経 済(健全な経済)、環境(サーキュラリティ) | ・2029年度までにリノベーション件数を年間10件まで増加させる。 (2024年度実績5件) | ![]() ![]() ![]() |